みんなで楽しく「共謀」しちゃいました。これって犯罪ですかぁ?
職場でむしゃくしゃすることがあって、職場の仲間で愚痴を言いあっているうちに、「今から飲みに行こうか」という話になりました。
職場の近所の居酒屋に行き、エビチリソース炒めやお造り盛り合わせなどを頼みました。アルコールがダメな人はコーラで乾杯です。
お酒が進むと、話は上司のことになってきました。「ほんま、腹たつわー。」「どうにかしてやりたいですよね。」と、日ごろのうっぷんが出てきます。
愚痴も言い合いながら、しかし楽しい飲み会。こんなこと、よくありますよね。
さて、こんな日常風景が、今ネットで問題になっている「共謀」になってしまうこと、知ってました? 共謀罪法案が通れば、それは犯罪になってしまうのです。まじかよ!?
「共謀」と書いて「きょうぼう」と読みます。「共謀」とは、いっしょに打ち合わせをするということです。
現在の国会では「共謀」を罪として取り締まる「共謀罪」の法案が審議され、17日には法務委員会で強行採決されてしまいました。
共謀罪法案では、職場の同僚たちが飲み会を開いて上司の悪口を言い合い、「どうにかしてやりたい」と誰かが言えば、犯罪の共謀、つまり打ち合わせをしたことになります。
「どうにかしてやる」というのには「懲らしめる」という意味が含まれます。警察でもない民間人が誰かを懲らしめるのは犯罪だという理屈なのです。それを実行しなくても、口に出しただけで罪になるというのです。そして、場合によっては逮捕されてしまいます。
おかしいですよね。職場の飲み会をしたら逮捕されるなんて、どんな不自由な世の中なんですか。
私たちは、「飲み会もできない共謀罪法案」はいりません。日本を、どこかの独裁国家みたいにしないでください。共謀罪法案は廃案しかありません。
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