プレミアムフライデーが定着? 読売新聞=虚構新聞?
6月27日の読売新聞に、「プレミアムフライデー定着の兆し」という記事が大々的に掲載され、みんなが驚いています。
プレミアムフライデーというのは、毎月最終金曜日は午後3時に仕事を切り上げるという取り組みです。政府の働き方改革の中で出てきた方針です。
読売新聞の記事によれば、「3人に1人がプレミアムフライデーに参加」とあります。全国の労働者の3人に1人が、最終金曜日に早く仕事を切り上げることができたという意味にとれます。
私たちの職場には、プレミアムフライデーはありません。それどころか、年間365日稼働という掛け声が高まり、仕事の時間はどんどん長くなっているのです。しかも、残業をつけてはいけないという圧力が高まり、サービス残業が増えているのです。プレミアムフライデーどころではありません。次のプレミアムフライデーである6月30日も、3時どころか定時で帰れる保証もまったくありません。
身の周りの他の企業でも、プレミアムフライデーを実施したという話はまったく聞きません。
だから、「この記事、ほんまかよ??」と、多くの人が騒いでいるのです。
問題の記事、よくよく読んでみると「プレミアムフライデーで早く帰れたのが3人に1人」とはどこにも書いてないのです。「早く帰れなかった人も含めて、特別の過ごし方をした人が3人に1人」ということのようです。
「特別の過ごし方」などという主観的であいまいな基準で、プレミアムフライデーが世間に定着したかどうかを測っていいのでしょうか。
しかも、この記事、よく見ると普通の記事では無く、経産省の広告記事なのです。経産省は、よくもこんなウソの記事を書いたものだと思います。掲載を許可した読売新聞も、いかがなものかと思います。最近の読売新聞には疑問符が多いですよね。
そして、なんとあの「虚構新聞」にも全く同じ記事が掲載されたのです。
ウソの記事しか書かないのが虚構新聞です。虚構新聞の内容は100%ジョークです。
まさか、読売新聞と虚構新聞とが同じ記事をのせる時代がやってくるとは、思いませんでした。どうなっちゃうんだ、日本。
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