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その昇格は公正か? 下からの評価制度を

 なかまユニオン小松病院分会は、6月15日の分会ニュースで、管理職に対する下からの評価制度を求める声明を発表しました。

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 5月16日に、事務系を中心とする10人程度の昇格人事が行われました。不思議なことに、いつもとは違ってこの昇格人事は事前には公表されず、当日の辞令交付式もひっそりと執り行われました。また、引き続いて6月1日には医局を中心とする昇格人事が行われました。

 

もちろん、昇格された方の中には、誰が考えても妥当な昇格だと思われる方もいらっしゃいます。ところが一方で、「なんでこの人が昇格なのか?」と首をひねる声があちこちでささやかれたのも事実なのです。また、「この人が昇格だとしたら、こっちの人はなぜ昇格されないのか?」という慰問の声もありました。

 

日本人の性質なのか、多くの働いている人は、疑問をあまり声には出しません。しかし、この一か月で何人もの人が「私はもう次の所を探すよ」と言い始めました。このことが、みんなの心の中に渦巻く疑問と不信の大きさを物語っているのではないでしょうか。

 

何が昇格の基準なのか、本当に公正な判定がなされているのか、それが問題になっているのです。どんな役職にせよ、「この役職はこういう役割である」「この役職になる人はこういう資格を満たしてないといけない」という誰もが納得する公正な基準が公開されるべきなのです。

 

◆◇◆

 

働くみんなが納得できないと感じているのは、当然のことながら、昇格が賃金の増加を伴っているからです。例えば、ある人は昇格によって管理職手当の分が増え、7500円の賃上げになったといいます。これが、3年間にわたって定期昇給が凍結されている中で行われたことが不公平感を感じさせているのです。

 

2016年の春の定期昇給はありませんでした。2017年もありませんでした。そして、2018年も無いのだといいます。銀行団の許可がおりないからだということです。しかし、今年度は黒字基調になっています。みんながものすごく忙しく働いているからです。赤字だった昨年度までと同じように定期昇給を実施しないなんて、誰の理解も得られません。

 

定期昇給の凍結に不満が高まる真っ只中で行われた昇格人事。だから、なおのこと厳しい視線にさらされているのです。「あの人だけ賃金が上がった根拠を示せよ」ということです。

 

◆◇◆

 

あらためて言います。私たちは、昇格の基準・管理職の登用基準を公開することを求めます。

 

また、管理職に対する「下からの評価制度」を作ることを求めます。上司が部下を評価することはどこの企業でも行われています。では、その上司は誰が評価するのか、ということなのです。上司のそのまた上司が評価するのはそれで良いのです。しかし、上司の上司が評価をする上での材料として、「部下からの評価・下からの評価」を行い、その結果を重視すべきだということなのです。それが「下からの評価制度」です。このような「下からの評価制度」は、すでに多くの企業で採用されているのです。パワハラを防止し、公正な職場運営を実現するためには、「下からの評価制度」が不可欠です。

 

◆◇◆

 

 私たちは、すみやかな定期昇給の実施を求めています。時給910円では生活していけないのです。パート労働者の最低時給は、今すぐにでも1000円に引き上げられるべきです。いや、本当は、1500円くらいはないと充実した生活はしていけないのです。

 

 そして、抜本的な賃金制度の改革である「賃金革命」に、今すぐに取り掛からなければなりません。管理職に対する「下からの評価制度」も含めて、公正な賃金制度の体系を実現したいものです。

 

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