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REMEMBER WISHMA! 大阪で入管法改悪に反対するデモ

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 2021年5月5日、雨の中でしたが、入管法改悪に反対するデモが大阪で行われました。大阪の若手の弁護士さんたちが呼びかけたもので、難民支援団体の方や難民の方ご自身など、150名が参加しました。なかまユニオンのメンバーも多数が参加しました。

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 難民として様々な事情で母国から逃れてきた外国人がたくさんいます。日本は難民条約に加入しているので、そんな難民を保護する義務があります。ところが、現実には日本では「難民認定」される人はほとんどいないのです。

 独裁国家で民主化運動をしていて殺されそうになって逃げてきた人に、「あなたが母国で迫害されていたということを証明する証拠を提出しなさい。それが無ければ難民認定しませんよ。」そう、日本の入国管理局(入管)は言うのです。もしかしたら母国に帰れば証拠を持ってくることができるかもしれませんが、母国に帰れば殺されます。そんな証拠を提出できる人はほとんどいないのです。

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 スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(33歳)は、名古屋の入国管理局に収容中の3月6日に病気で亡くなりました。昨年8月から長期にわたって収容されてきたウィシュマさんは「母国に帰れば殺される」と訴えていました。病気になって医者にかかりたいと求めていたウィシュマさんを入国管理局は「詐病だ」と決めつけて放置し、死に至らしめたのです。亡くなる直前の検査数値が判明しましたが、すぐにでも入院しないといけないほどの病状だったのです。

 難民の認定もされない。無理やり入国管理局に無期限で収容されてしまう。収容中は適切な医療も受けることができない。こんなひどい日本の入国管理局(入管)の実態は、人権侵害だとして国連でも問題になっています。

 現在、ウィシュマさんの親族が来日して、真相究明を求めています。しかし、入管は話し合いにも応じてくれません。

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 国会では、こんなひどい入管法をさらに改悪するという法案が出されています。難民認定が却下された人は独裁国家に強制送還だという内容なのです。これでは、死ねと言うようなものです。

 入管法改悪案は、今日にも強行採決される可能性があります。難民に死ねというような国では、日本人も安心して生活することはできません。ウィシュマさんのような悲劇を繰り返さないために、強行採決を止めましょう。外国人排斥の時代遅れの慣習をやめて、誰もが人として尊重される国にしていきましょう。

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