パワハラにあったらぁ?ユニオンで検索ぅ! 冬のアメリカ村デモ
12月11日、2022年も残り少なくなってきた大阪のアメリカ村で、若者の解雇・低賃金を許さないデモinアメ村を行いました。御堂筋はイチョウが黄色く色づき、たいへんきれいでした。
岸田総理が言うには、増税するんですって!増税ですよ!
物価がどんどん上がります。スーパーで9月には199円だったイワシが今は399円するんですよ。倍ですよ。そんな物価急上昇に賃金引き上げは全然追いついていません。そんな時にまたしても増税ですか?やってられません。ここは、デモでしっかりと庶民の声を示すべき時なのです。
最近、なかまユニオンで話し合っていて思うのは、本来は支払われるべき給料が支払われていないケースがすごく多いのです。
例えば、病院の看護師さんは、始業時間の30分も前に出勤して電子カルテを読むんです。患者さんの情報をキャッチするためです。それって、よく考えたら仕事ですよね。でも、給料はその時間には支払われていないのです。「仕事の前にカルテを読むのがあたりまえ」という言い方がされるんですが、カルテを読むのは日本の法律では仕事そのものであって、給料が支払われるべき時間なんです。古臭い慣習が見直されず、違法行為が堂々とまかりとおっている。やっぱり、おかしくないですか。これだけ増税と低賃金でみんなが困っている状況になったら、これまではゆるく見逃していた未払い賃金も、しっかり払ってもらうようにしませんか?
アメリカ村は大阪ミナミの若者の街。クリスマスも近づいて、すごくたくさんの若者であふれていました。そのど真ん中をドンドンと太鼓をたたきながら行進するなかまユニオンのデモは、注目度ばっちりです。沿道のみんなが一斉にこちらを見るので、緊張してしまいます。
そして、なかまユニオンのデモは明るく楽しく歌にあわせてコールをするので、手を振る人、体をリズムに合わせて動かす人、踊り出す子どもたちまであらわれました。めっちゃみんなスマホで撮影してるし。QRコードを読み取ったらLINE相談もできる仕組みです。
ツイッター情報を見て、わざわざ遠くからデモを見に来てくれたという方もいらっしゃったそうです。
デモをするのはシンドイことなんですよ。時間を決めて集まって、冬だったら寒いし、大きな声を出して訴えかけるんですから。体力も気力も要ります。メッセージボードも手作りするからお金もかかるし。デモをしなくてもいい社会なら、それにこしたことはありません。でも、「デモをしなくてもいい社会」は、デモをしないと作り出すことができないので、みんなで集まるのです。アメ村は、宣伝効果バツグンです。
なかまユニオンのデモがリズミカルで明るいのは、デモがしんどいからこそ、明るくやらないと続かないからです。また、声に出して主張したくても声に出せない人が世の中にはたくさんいますよね。そんな人のことを考えたら、デモくらいは優しさを持って明るくやりたいと思うのです。怒りを表現する時に、ヒステリックに叫ぶよりも、明るい笑顔で語りかけた方が伝わることもありますよね。ていうか、ヒステリックに怒る姿は職場のパワハラ上司を見てうんざりしてますからね、もう見たくないです。
今回のデモには、連帯ユニオン、全港湾労組、月桃の花歌舞団などの皆さんも参加されました。次回のデモは、暖かくなって春闘の季節にやりたいと考えています。
なかまユニオンは電話・LINE・メールで無料相談を受け付けています。06-6242-8130(月~金の10:00~19:00・日曜の13:00~17:00)
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