松下の偽装請負を許すな

ビックリ!パナソニック本社が人員を半分にするリストラ計画

 本日、パナソニックが本社の人員を半分に減らすというものすごいリストラ計画が発表されました。ビックリ!

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 7000人の本社社員の半分をリストラするということは、3500人の労働者が職を失うということです。

 パナソニック本社の近くで働いている私たちにとっても、たいへん衝撃的な話です。大阪の京阪電車では朝の通勤時間帯はパナソニックの社員バッジをつけた人がたくさん乗っています。そして、私たちの働く病院にもパナソニックの社員やその家族が患者さんとして来られているのです。

 あのパナソニック社員の皆さんは、今後どうなってしまうのでしょうか。たいへん心配です。経営の失敗の責任を労働者になすりつけて平然としている企業経営者を見ていると、とても冷たいものが背中を落ちていく気がしますよね。

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ショック!パナソニックが4万人削減を発表

 パナソニックが前代未聞の4万人削減をすると発表しました。

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 パナソニックグループには38万人の従業員がいます。パナソニックが22万人、パナソニック電工が6万人、三洋電機が10万人です。

 今後、パナソニック電工をパナソニックに吸収合併し、重複する本社機能を削減するのだそうです。本社機能の海外移転も発表されており、大阪の守口・門真にあるパナソニック本社・パナソニック電工本社で働く労働者の大幅削減は避けられないものと考えられます。

 また、国内外にある350の生産拠点のうち1割から2割を閉鎖するということです。

 パナソニック本社の周辺で生活する私たちにとっては、なんとも気分が暗くなる発表です。「パナソニックの派遣ぐらいしか求人募集が無い」と嘆かれる京阪電鉄沿線で、また失業者が増えることになるからです。

 パナソニックという会社の衰退が始まっているとしか思えません。ところが、パナソニックの大坪文雄社長は、「4万人削減計画で600億円の増収になるのだ」と上機嫌です。大震災で失業者があふれ、景気の行き先も不透明な今のご時勢で、にこにこしながら4万人削減計画を口にできるというのは、人間としてはちょっと信じがたい感覚ですよね。

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大阪のパナソニック本社に、またしても抗議のデモ

 めっきり冷え込んだ本日12月10日、大阪の守口・門真にあるパナソニック本社に大勢の労働者が抗議のために押しかけました。

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 パナソニックPDPに不当解雇された吉岡力さんの解雇撤回を求めるデモンストレーションです。昨年の12月に最高裁判所は、吉岡さんの解雇が違法であったことを認めました。なかまユニオンはこの判決をふまえて、吉岡さんの職場復帰を求めてパナソニックPDPとパナソニック本社に対して団体交渉に応じるように求めてきたのですが、パナソニック本社はまるで聞く耳を持たないのです。団体交渉に応じないのは不当労働行為です。なかまユニオンは大阪府労働委員会に申立てを行なっています。

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 なかまユニオンと吉岡さんを職場に戻す会が中心になって呼びかけた本日のデモンストレーションですが、全国からたくさんの労働組合が集まりました。首都圏なかまユニオンからも大勢で来られました。キャノン、ヤンマー、京都大学、釜が崎、いろんな人が参加しました。

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  なかまユニオン小松病院分会は、韓国の非正規労働組合との連帯を訴えました。現代(ヒュンデ)自動車の非正規労働組合が、派遣労働者の正社員化を求めて三週間におよぶストライキを行なったことに、日本の私たちも続かないといけないと思ったからです。

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 一年前になかまユニオン小松病院分会が作製したレッドドラゴンも、健在です。あちこち痛んでつぎはぎになってきましたが、吉岡さんの解雇撤回の意気を伝えて今日も頑張っています。

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 吉岡さんは、全国各地をかけまわって支援を広げています。韓国の現代自動車非正規労組にも行きました。国境をこえた労働者の友情が、差別された派遣労働をなくし、貧困を撲滅することにつながるのではないでしょうか。

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12月10日はパナソニック本社に行こう!

 12月10日、パナソニック本社包囲1000人デモンストレーションを行います。大阪の守口・門真に本社があります。

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 パナソニックPDPが吉岡力さんを不当解雇したことは違法であるという判決が出ているにも関わらず、パナソニックは知らぬ存ぜぬで押し通そうとしています。

 このブログにも、たくさんのパナソニックで働く方からの苦情が寄せられています。主には職場のパワハラに関する苦情です。

 テレビのニュースでは、パナソニックの電池でエボルタ君が東京から京都まで歩いたという話題が流れていました。性能のいい電池を開発していただくのは結構なことですが、その裏でどれほどの労働者が泣いているかを、よく考えていただきたいものです。

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 パナソニックPDP事件の被害者の吉岡力さんは、大阪府労働委員会に提訴してパナソニックの不当労働行為を明らかにするべくがんばっています。吉岡さんはエボルタの乾電池を動力源にしているわけではないのに、たいへん耐久性が高く、会社の不当行為にめげてはいません。

 私たちは、大企業の「違法やり得」を許してはいけません。労働者イジメを放置していたら、私たちは殺されてしまいます。パナソニックのいいなりになって更に労働者イジメを強行しようとしている民主党・菅sorryを容認していてはいけません。黙ってはいられません。

 12月10日は、京阪電車「西三荘」駅から歩いて5分の「元町中央公園」(スーパー万代の隣)に11時30分集合です。

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まだまだ熱い大阪・9月1日はパナソニック本社デモ

 まだまだ暑いですね。私たちは7月30日に続いて、9月1日にもパナソニック本社に抗議のデモを行います。

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 7月30日のデモは、酷暑の中、全国から空前の数の労働組合が集まりました。大企業だったら違法行為をいくらやってもごまかして逃げることができる、そんなことは許してはならないと、みんなの怒りが結集したのです。

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 今回は夕方に行います。集合場所はおなじみの京阪西三荘駅の近くのスーパー万代の横の公園です。詳しくは、下記のビラをごらんになってください。

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7.30真夏の決戦!吉岡力vsパナソニック

 本日7月30日、大阪は晴れ。真昼の気温はぐんぐんあがりました。その正午に、わたしたちは門真・守口のパナソニック本社包囲デモを決行しました。

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 もちろん、吉岡力さんの違法な解雇を撤回するようにパナソニックにせまるためのデモです。今日は、全国から多数の労働者・労働組合が集まりました。パナソニック電工に不当解雇された、みえ青年ユニオンの永井さんと、永井さんを応援する三重労連の仲間も参加しました。

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 明日から大阪市内で開催される第40回平和と民主主義をめざす全国交歓会のために来日している韓国やインドネシアの労働者も参加しました。

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 龍谷大学に雇い止めをされて放り出され、京都地裁に裁判をおこした嶋田さんも参加し、雇用継続のための支援を訴えました。

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 他にも、首都圏なかまユニオン、キャノン非正規労働者組合、JMIU光洋シーリングテクノ労組、アルバイト・パート・派遣労組関西、ヤンマー闘争を支援する会、 大鵬薬品工業労働組合、天六ユニオン、釜日労、京都大学ユニオンエクスタシー、国鉄労働組合など、全国の仲間が暑い中をかけつけていただきました。

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 なかまユニオン小松病院分会も参加。なんと、デモのメインの横断幕に小松病院分会の横断幕を使っていただきました。

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 パナソニック本社デモではおなじみの、小松病院分会の作製したレッドドラゴンも参加しました。

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 私たちは松下幸之助の銅像の前でブブゼラを吹きます。ブブゼラを吹くと、みんなが底抜けの笑顔で笑います。南アフリカの労働者の魂であるブブゼラには、労働者の気持ちを楽しくするパワーが宿っているようです。

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 私たちは、まだまだ何回でもパナソニック本社に押しかけます。明日から開催される平和と民主主義をめざす全国交歓会の場でも、今後の運動の方向性が論議されることになっています。

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パナソニックに大きく鳴り響くブブゼラ

 大阪・門真市にあるパナソニック本社。本日、ブブゼラの大音響が鳴り響きました。

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 今日はワールドカップではドイツ対セルビアの試合が話題ですが、大阪ではパナソニック対なかまユニオンの一戦があったのです。今日は、パナソニックPDPの吉岡力さんの不当解雇の撤回を求めて、なかまユニオンがデモを行なったのです。

 あいにくの雨でしたがにぎやかなデモにしようと、笛や太鼓をみんなで持ち寄ったのです。小松病院分会は、今話題のブブゼラを持って参加しました。南アフリカから取り寄せたブブゼラは想像以上に大きな音がでました。すごい威力です。

 パナソニックの各地の工場に対して地方自治体がたくさんの補助金を出しているということが、大問題として取り上げられていました。貧困で困っている市民に対して自治体がお金を使うと言うのなら話はわかります。ところが、黒字の大企業であるパナソニックに対して地方自治体が税金の中から補助金を拠出しているというのは、にわかには信じがたい話です。しかしそんなことが実際には行なわれているのです。

 大企業が自治体から補助金をもらう名目は、雇用の創出をしているからだそうです。大企業の工場のおかげで市民が雇ってもらっているのだから補助金を出すのだという話です。

 このような補助金をもらうためには、その企業が法律違反をしていないことなど、厳しい審査基準があるのです。ところが、パナソニックの場合、吉岡力さんの不当解雇事件などで、数多くの違法行為が認定されています。本来は、このような違法なことをした企業は補助金をもらうことができないはずです。まして、偽装請負を告発した労働者を不当解雇するなどという、雇用の創出に逆行する企業には補助金を受け取る資格はありません。それなのに、実際には茨木市でも尼崎市でも補助金が支払われているというのです。

 本日のデモに参加していた茨木市民と尼崎市民の方々は、なにかの間違いでパナソニックに支払われた補助金の市への返還を求めていました。まったく当然のことだと思います。パナソニックは補助金をただちに自治体に返還すべきです。それがいやなら、吉岡力さんを職場に戻して違法状態を解消するべきです。

 私たちのブブゼラは、もっともっと大きな音で鳴り響きます。

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最高裁で敗訴しても終わりじゃないんですって

 パナソニックPDP最高裁判決を検証し職場復帰を勝ち取る集いが、1月16日の夕暮れ、大阪の八軒家浜にあるOMMビルで開催されました。

2010_01160233  今、人気急上昇中の弁護士、村田浩治さんが、12月に出された最高裁の判決についてわかりやすく解説しました。村田弁護士はパナソニックPDP偽装請負訴訟の203人の弁護団の主任弁護士をしていらっしゃいます。

 

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 今回の最高裁判決は、一人前の法律家が書いたものとしては、あまりにもおそまつなものなのだそうです。吉岡さんが訴えをおこした最も重要な事件について、最高裁判決は事実認定も否認もせず、まったく無視して判決を書いたのです。最も重要な事件とは、吉岡さんが「これはおかしいぞ」と最初に思った事件で、パナソニックPDPが吉岡さんに「このままここで働き続けたいのなら請負会社を変わってくれ。」と申し入れてきたということです。

 「パナソニックPDPの言うとおりに請負会社を変わってみたら、時給が下がってしまった」これが、吉岡さんがおかしいと思って弁護士や労働組合に相談した、ことの始まりなのです。

 吉岡さんは、請負会社に籍があったことは形式上のものであって、請負会社は幽霊みたいな存在で、実態としてはパナソニックに雇われていたんだということを訴えて裁判をこれまでしてきたのです。

 ところが、最高裁はこの事件の核心的な事実については何も言及しなかったし判断しなかったのです。これではお話になりません。

 しかも、「吉岡さんへのいじめと解雇は違法だった」としてパナソニックPDPに慰謝料の支払いを求める判決でありながら、しかし解雇は有効だったとし吉岡さんの職場復帰は認めないとしたのです。

 どこの世の中に、「違法な行為だけど有効」なんていう司法判断がありますか。最高裁判所ではなく最低裁判所だという非難がわくのもうなづけます。

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 今回の集いがおもしろかったのは、最高裁で負けたから終わりではないのだということがわかったことです。

 日本人は、最高裁が最後の究極の場で、そこで負けたらおしまいだと思っている人が多いのですが、そうではなかったのです。

 重要なポイントは、最高裁判決が吉岡さんの解雇が違法であると認定したということです

 吉岡さんの解雇が違法なのであれば、吉岡さんが職場復帰をしていない現在の状態は違法状態なのです。最高裁が「吉岡さんを職場に戻せ」と言わなくても、まちがいなく違法状態は違法状態なのです。ですから、その違法状態を解決するための努力を行う義務がパナソニックPDP社に発生するのです。

 なかまユニオンは、すでにこの違法状態の解決のための話し合いの場をもうけようとパナソニックPDP社に申し入れていますが、パナソニックPDPはこれを拒絶してきました。話し合いを拒絶できる立場にはないということを、パナソニックPDPはおわかりになっていないようです。

 パナソニックには、各地の市町村や都道府県からたいへん多額の補助金が出されています。すごい黒字の超優良企業に地方自治体が税金から補助金を出しているという信じられないことを、これまで住民はまったく知らされていませんでした。違法なことをしている企業に自治体が公的補助をしていいのかという問題があるのです。パナソニックへの補助金の支出がどうなっているのか、実態を明らかにする必要があります。

 吉岡力さんは、彼が尊敬するプロレスラーみたいに不屈の精神でがんばるつもりです。私たちも、請負や派遣労働者がティッシュペーパーみたいに使い捨てられるような社会を変えていくために、これからもいっしょに行動していきます。

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百万本のバラを非正規労働者に届けよう

 1月16日は、パナソニックPDP事件最高裁判決を検証し職場復帰をかちとる集いを大阪市内で開催します。

Photo  難しいことはさておいて、パナソニック電工による不当解雇を撤回させ1月から元の仕事に戻った福島の佐藤昌子さんに、みんなで祝福を送ろうではありませんか。おめでとうございまーす。写真は佐藤さんにバラの花束を贈る吉岡力さんです。

 パナソニック電工のショールームですばらしい業績をあげてきた佐藤さんの職場復帰は、お客さんたちにとっても喜ばしいことのはずです。

 佐藤さんは自分自身が不条理な派遣切りにあい、「労働者派遣」という制度そのものが、いったいなんなんだろうと考えるようになったと言います。

 「いきなり派遣切りにあってしまった」なんていう話は、私たちの身近なところにいくらでもありますよね。派遣労働者はレンタル物品のような存在で、人間ではないのだと考える会社がいくらでもあります。佐藤さんは、そんな社会のありかたがおかしいとおっしゃっています。

 全国の非正規労働者に百万本のバラの花束を贈れる日がやってくるよう、私たちは「派遣労働」を根本から問い直す運動を作って行きたいと思います。「労働者派遣法」なんていう賞味期限の切れた法律に悩まされるのは、もううんざりです。

 1/16の集会では、今話題の人、パナソニックPDP偽装請負訴訟の弁護団長の村田浩治さんに、最高裁判決をどう考えたらいいのかのお話をしていただきます。裁判の原告である吉岡力さんのエッジのとんがった発言もなかなか小気味いいはず。

パナソニックPDP事件最高裁判決を検証し職場復帰をかちとる集い

1月16日 午後6時30分開始

OMMビル二階会議室

(京阪「天満橋」駅の隣のビルです)

 1月17日の2時から東京のSKプラザでも同趣旨の集会が開催されます。詳しくは首都圏なかまユニオンにお問い合わせください。

 

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勝利だっ!佐藤昌子さん、おめでとうございます!

 すばらしい勝利です。12月25日、パナソニック電工に対して不当解雇撤回を求めて福島地方裁判所で裁判をしていた福島の佐藤昌子さんが、勝利の和解をかちとりました。正社員としての地位が認められ、1月からもとの職場にもどって働きます。以下は佐藤さんが所属する労組と支援する会の声明の抜粋です。

裁判和解に際しての声明

パナソニック電工派遣社員佐藤昌子さん、正社員で職場復帰を闘い取る

併せて、争議解決金の支払いをかちとる

佐藤昌子さんと心を一つにして職場復帰闘争を支援してくださいました全国の仲間の皆様、

おかげさまで、パナソニック電工争議が勝利解決しました。本当にありがとうございました。

2009年12月25日

全国一般全国協議会 宮城合同労働組合

同 ふくしま連帯ユニオン

パナソニックの偽装派遣を告発し、解雇撤回、

直接雇用を求める佐藤昌子さんを支援する会


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 佐藤さんは吉岡力さんと連携しながら裁判をすすめてきました。12月18日にパナソニックPDP不当解雇事件では最高裁が職場復帰を認めない不当判決を出しました。派遣切りされた派遣労働者には司法は救いの手をさしのべないのか、と失望を感じたかたも多いと思います。そんな状況での佐藤さんの勝利は、たいへん明るい知らせです。

 私たちも何回も佐藤さんのお話を伺う機会がありましたが、たいへん人柄の良いかたです。このような方が職場復帰できることは、パナソニックにしても良いことのはずです。

 詳細がわかりましたら、おってお知らせいたします。

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