全国のなかまとともに

なかまユニオン2019旗開き・10年で10倍って、夢が壮大

 1月20日、なかまユニオン2019年旗開きが大阪市内で行われました。

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 「旗開き」とは、早い話が新年会のこと。

 なかまユニオンは、手作り料理が名物です。執行委員の料理長のもとで、みんなが分担して料理を作って持ち寄ります。私は、カナッペにオイルサーディンやツナマヨネーズを盛り付けるところを担当しました。ジャガイモの量が多かったのか、ポテトサラダはエベレストのように大きくそびえたっています。

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 井手窪委員長からあいさつ。12月のユニオン結成20周年集会で脇田滋先生から激励されたように、「今後10年間で10倍の数の組合員のユニオンにしよう」という、壮大な夢のあふれるお話でした。

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 そんなお話を聞いているうちに、インド米が炊き上がりました。インドのベンガルのカレー3種の相がけカレーのできあがりです。カルダモンが香る豆カリー、キーマカリー、カリフラワーカリーの3種です。パクチーをのせていただきます。うまー。

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 先日、勝利判決が出たばかりの、大阪市営地下鉄「ひげ裁判」の報告もありました。「大阪市職員はひげをはやしてはいけない」と、維新の会の市長が決めたばっかりに、おしゃれなひげの地下鉄運転手までもが懲戒処分にされてしまったのです。

 維新の会は、ひげを禁止することが改革になるんだと思ったんでしょうね。しかし裁判官は、「公務員にもひげをはやす自由がある」ことを認めました。

 ほんまに、おしゃれなひげなんですよ。業務に何の支障もありません。これが何故、懲戒の対象になるのか、だれでも不思議に思います。労働者の自由を奪うことばかり考える連中には、よく反省していただきたいものです。

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 旗開き恒例川柳大会。参加者がその場で川柳を書きます。ユニオン顧問が優秀作を4つ選びました。

 そのほかにも、組合員から職場の報告あり、歌あり、楽しい旗開きでした。

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 関係ありませんが、本日1月21日は、満月の日に月が地球に接近する「スーパームーン」。大きく美しい満月が見えています。

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L.I.A労働組合・直接雇用の存在を認めるように12/18裁判がありました

 12月18日、神戸地方裁判所で、L.I.A労働組合による東リ偽装請負事件の地位確認裁判が行われました。

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 「東リ」は、建物の内装を作る会社。L.I.Aは、「東リ」の業務請負をしていた会社です。

 L.I.Aの5人の労働者が解雇された事件です。調べてみると、実は「東リ」は偽装請負をしていたのです。

 偽装請負とは何のことでしょうか。

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 上の図を見てください。A社はB社に業務を委託し、B社は業務を請け負います。この場合、A社からB社の経営者に委託の依頼が行われ、B社の社員はB社の経営者の業務指示にもとづいて仕事をします。

 ところが、B社の作業場所がA社の内部であるような場合に、A社の経営陣からB社の社員に直接に業務命令が出てしまうようなことになる場合が、おうおうにしてあるのです。

 そんなことが続くと、次第にB社とA社とを隔てる壁が消えていき、B社はA社に吸収されていきます。

 実態としてB社がA社に吸収されてしまったような場合、もはやこの請負契約は法律上は「請負」とは言えなくなります。これを「偽装請負」というのです。

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 「東リ」がA社、L.I.AがB社です。L.I.Aの社員は、「東リ」の工場の中で「東リ」の社員と混ざって仕事をし、「東リ」の管理職から事細かな直接業務指示を受け、「東リ」の会社に直接報告書を提出していたのです。

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 このような場合、「労働契約申し込みみなし制度」というものが法律で定められており、当該の社員は「東リ」の直接雇用に自動的になってしまうのです。

 L.I.A労働組合は、「東リ」との直接雇用関係があることを早く会社が認めるように、裁判で綿密に立証をおこなっています。

 

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12/15なかまユニオン結成20周年記念講演会・新たな課題にGO!

 12月15日、なかまユニオン結成20周年記念講演会が大阪市内で開催されました。2018_12150114

 講演会では、中京大学教授の大内祐和先生にお話をしていただきました。

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 大内先生は、奨学金問題とブラックバイト問題に取り組んでいらっしゃいます。30年くらい前まで、奨学金というのは「育英会」というところが出していて、無利子が当たり前でした。1984年に育英会法が改悪され、「有利子枠」というのができました。それ以来、無利子枠は増えていないのに有利子枠は10倍にも増えたのです。

 大内先生によると、「奨学金」というのは外国では「給付」、つまり返済の必要が無いのが当たり前なのだそうです。

 英語で「奨学金」は「scholarship」ですが、これは奨学金給付のこと。返済が必要、なおかつ利子までつく日本の奨学金は英語なら「loan」と表現するしかなく、日本の「有利子奨学金」は、国際的には奨学金とは認められない制度なのです。OECD加盟国では、17か国ではそもそも授業料が無料だし、「有利子奨学金」なんていうものがあるのは日本だけなのです。

 「無利子奨学金」の枠が狭いおかげで、本来なら「無利子奨学金」をもらう資格のある人でも、「無利子奨学金」をもらうことができません。

 おかげで、奨学金の返済がいつまでたってもできなくて苦しいという人が、日本ではたくさんいるのです。これは、日本の将来にかかわる問題です。庶民の生活レベルにかかわるだけではなく、産業のレベルの水準にも影響します。国のありかたの問題です。

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 奨学金の返済がきついおかげで、在学中からバイトをするのが当たり前になっています。おかげで、「学生の学業を妨害してでもこきつかえばいい」という「ブラックバイト」が日本では問題になっているのです。

 労働基準法を無視してバイトを低賃金で働かせることもあるし、「バイトのシフトがきついせいで授業に出ることができない」、こんなことが当然になってきているのだそうです。これでは、何のための大学進学なのかわかりません。

 大内先生は、ブラックバイト対策弁護団や奨学金問題対策全国会議を結成して、困窮した被害者の相談と対策に奔走されています。

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 では、どうしたらいいのか。大内先生は、奨学金はすべて「給付型奨学金」にすべきだとおっしゃいます。

 では、その財源はどうしたらいいのか。

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 大内先生は、お金は有るところにはムチャクチャあることを指摘します。野村證券が出した純金融資産保有額のデータによれば、日本の富裕層122万世帯は、272兆円の金融資産を持っているのだそうです。

 人間は、どんなに無駄遣いをするにしても限界があります。使っても使い切れないくらいの資産が富裕層のところに眠っているのです。

 では、なぜこんな驚天動地の格差が発生してしまったのか。原因があるのです。

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 「日本の所得税は累進課税になっていて、収入が増えるほど税率が高くなる」、庶民は誰もがそう思ってますよね。ところが、実は所得が1億円を超えると、逆に税率が下がるのです。「所得税の減税」を安倍総理大臣は行いましたが、実はそういうことだったのです。

 こんなの知ってました?

 税金の制度がこうなっているおかげで、ある程度以上の高所得者のところには、自動的にお金がたまる仕組みになっているのです。

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 大企業の内部留保も膨大です。「内部留保」とは、企業の持っている資産から、借金とか将来支払わねばならない予定のものとかを全部差し引いても、それでも残っている資産のことです。400兆円もの金が、使い道が無くて眠っているのです。

 こう考えると、財源はいくらでもあるわけです。日本の税金の制度の基本設計を改革することで、財源を作ることができます。

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 大内先生は、奨学金を全て「給付型奨学金」にするのが基本だとしても、それだけでは足りないと感じていらっしゃいます。これまで奨学金をもらって高い利子の返済に困っている人が、莫大な数に上るからです。

 大内先生は、「奨学金債務の帳消し」も併せて求めていきたいとおっしゃいました。「もう、返さなくていいよ」ということにしようというわけです。つまり、過去にさかのぼって日本の奨学金制度を世界各国と同程度の水準にしましょうということなのです。

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 講演会のあとは、部屋を移してレセプションです。

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 オープニングは月桃の花歌舞団のエイサーです。エイサーは沖縄のお盆に踊る踊りで、祖先の霊を迎え、霊を送る時に踊ります。それは慰霊の意味合いを持ちます。沖縄の守り神である竜神を祀る聖なる海辺に汚い土砂が投げ込まれたという事件もあり、傷つけられた沖縄の心を伝えるかのように、大太鼓の音がズンッズンッと響きます。

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 ローストビーフ、煮豚、バンバンジーなど、なかまユニオン恒例の手作り料理も登場します。

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 映像作家のオ・ソヨンさんです。なかまユニオンは韓国の労働組合との交流を盛んにやってきました。企業のほうが国境を越えて展開している状況では、労働組合も国境を越えて連携する必要に迫られるからです。オ・ソヨンさんは、そんな交流を動画におさめ、ドキュメンタリー映画を作ってきました。

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 韓国の希望連帯労働組合のチェ・オス組織局長です。希望連帯労働組合では現在、携帯電話会社であるLGU+で、下請け労働者の正規職員化を求めて800人でストライキとハンストをしているとのことです。なかまユニオン結成20周年をお祝いするトロフィーをいただきました。

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 レセプション会場からのなかまユニオンへの質問コーナーで回答する井手窪委員長。

 「なかまユニオンでは世代交代は進んでいますか?」という鋭い質問も飛び出ました。若い世代の労働者の必要性に応えることができるような活動をしていこうということが、参加者みんなの問題意識になりました。

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 最後は、長年お世話になってきた労働法の専門家・脇田滋先生によるしめくくりのあいさつ。

 20年間の成果を引き継いで、さらに新たな課題にチャレンジしていこうという気持ちが盛り上がった、20周年講演会&レセプションでした。

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明亜興産不当解雇事件の裁判が堺の裁判所でありました

 本日12月6日、明亜興産不当解雇事件の裁判が大阪地裁堺支部で行われ、傍聴に行ってきました。

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 古い建物の解体を行っている松原市の明亜興産で発生した不当解雇事件。ぼったくりの水増し請求を新しく入った営業社員が「おかしい」と思ったことから事件は始まりました。

 「水増し請求なんてできません」と会社の指示を拒否したことから、まったく違う部署への配置転換となり、さらに解雇されたというのです。

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 今日の裁判では、裁判官の口調には会社側への不満がはっきりとにじみでていました。

 会社側が自らの正当性を主張したいのなら、しっかりとそれを証明する申し立てをしなければいけません。ところが、あやふやな申し立てに対して裁判官が質問をしても、ちゃんとした回答文書が出ないようなのです。

 できることなら和解にした方が良いと裁判官はお考えのようですが、会社の今の態度では、それも難しいように思いました。

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東リの偽装請負と闘うL・I・A労働組合も参加! 11/4団結まつり

 11月4日、大阪の扇町公園で団結まつりが開催されました。

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 なかまユニオンが呼び掛けて、ユニオン交流広場も行われました。

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 株式会社東リ(とうり)の偽装請負を告発して不当解雇と闘うL・I・A労働組合は、前日の11/3に「東リ偽装請負闘争を勝たせる会」を結成したことを報告しました。

 建物の内装を手掛ける会社東リで、業務を請負っていた事業所がL・Ⅰ・Aです。ところが、これが実態としては偽装請負だったのです。偽装請負の場合、労働者派遣法の「労働契約申し込みみなし制度」にもとづいて、東リはL・I・Aの労働者を直接雇用する義務をおうことになります。

 ところが、東リは直接雇用を認めるどころか、L・I・A労働組合の組合員だけを差別して、解雇してしまったのです。こんなおかしい話はありません。

 L・I・A労働組合は小さな労働組合ですので、なかまユニオンをはじめとして、たくさんのユニオンがその支援をすることになりました。それが「東リ偽装請負闘争を勝たせる会」です。

 裁判には大きな注目が集まっています。裁判所が労働者派遣法の「労働契約申し込みみなし制度」が有効であると判断するかどうか、日本中の偽装請負被害者の注目の的です。

 東リ偽装請負闘争を勝たせる会のHP

 村田弁護士による解説

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12/13なかまユニオン全組合員集会・講師は札幌地域労組の鈴木さん

 12月13日、大阪市内でなかまユニオン全組合員集会が開催されました。

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 ゲスト講師は、札幌地域労組副委員長の鈴木一さんです。鈴木さんは、労働者が集まって労働組合(ユニオン)を作ることで、はじめて経営者と対等に話し合うことができるのだという、ユニオンの初歩からお話を始めました。

 労働基準法でも、労働契約法でも、労働者と使用者とは対等平等な関係で雇用契約を結ぶということになっています。しかし、労働者が個人で社長と対等に話し合いすることができるわけがありません。その点、ユニオンなら社長と対等に話し合えます。労働者個人ではできないことが、ユニオンならできるのです。

 このことは、日本では日本国憲法第28条に書いてあるのですが、これは日本だけのことではありません。世界中の国の憲法に、同じような条項があるのです。世界中の労働組合が、長い間の努力によって勝ち取ってきたのが、労働者の団結権、つまりユニオンを結成する権利なのです。

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 鈴木さんは、若い時に自分の働いていた会社で労働組合を結成したことがあります。しかし、その時は会社のずるい不当労働行為(組合つぶし)によって、どんどん人数が減ってしまい、悔しい思いをしたのだそうです。

 そのような悔しい思いを繰り返さないために、鈴木さんは「つぶされない労働組合づくり」をモットーにしています。

 不当労働行為(組合つぶし)は、最初から想定しておかねばならないのだそうです。職場にユニオンをつくったら、不当労働行為はあって当然と最初から考えておけば、ひどい目にあっても慌てずにすむのです。

 鈴木さんの、ユニオン結成と不当労働行為への反撃の数々のお話は、手に汗握るものでした。不正なことを許さない勇気のみなぎる眼力。先の見えない状況でも夢をあきらめてしまわないロマン。不安をかかえる仲間へのあたたかな心遣いの言葉。したたかな知恵がもたらす、あっと驚くような逆転勝利の展開。これはユニオンでしか味わえませんね。そこには、生き生きとした人間ドラマがあります。

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 集会のあとは、クリスマスパーティーです。ユニオンの組合員がご馳走を持ち寄りました。チキンの唐揚げやアボカドサラダ、野菜の煮物などが並びます。ピラフが炊けて、いい匂いが漂います。

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 職場の問題が最近解決したという人、現在進行形で職場と交渉している人、さまざまな話が語られました。なかまユニオンは、みんなが助け合いながら、ブラック企業をどうこらしめてやろうかと、あの手この手を練っているのです。

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11.3団結まつり

 11月3日、大阪の扇町公園で団結まつりが開催されました。

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 なかまユニオンは、クレープのお店などを出しました。

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HEARTユニオンは、ドレミの歌の替え歌で活動報告をしました。

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東京東部労組全溶支部が10/9にストライキを敢行

 東京東部労組全溶支部は、10月9日にストライキを行い、株式会社全溶の本社前で抗議アピールを敢行しました。

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 労働者に説明もなしに賃金の一方的引き下げを行ったことや、安全無視の人員削減を行ったことに抗議するためです。

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 当日の動画を見ていると、みなさんの切実な要求が伝わってきます。仕事を愛し、会社を愛し、仲間を愛する、東京の下町の労働者の暖かな心が伝わってきます。涙が出るほどです。

 社会の表舞台に出てくる政治家どもの人でなしぶりに疲れ果てることの多い今日このごろですが、庶民には「おかしいことはおかしい」と実直に発言する誠実で健康な精神が息づいています。まだまだ、この国も捨てたものではありません。

 なかまユニオン小松病院分会は、激励のメッセージを送りました。私たちは全溶支部に連帯し、ストライキを支持します。会社は誠実に団体交渉に応じ、問題の解決を行うべきです。

東京東部労組全溶支部の皆さんへ
 会社にどんな事情があるにせよ、労働者にことわりもなしに一方的に賃金カットをすることは許されません。鉄道のレールを溶接する業務内容からいっても、安全無視の人員削減は許されません。
 また、団体交渉申し入れに対して会社が応じないことは許されません。
 会社が団体交渉に応じ、問題の解決が行われるよう、私たちも応援しています。
 なかまユニオン小松病院分会 分会員一同

 労働相談センター速報・東京東部労組全溶支部の10/9ストライキ

 [動画YouTube]・たましいの叫びを聞け、東部労組全溶支部のストライキ行動

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第27回コミュニティユニオン全国交流集会inあいち

 9月26日~27日の二日間、愛知県の名古屋近郊の工業地帯・刈谷で、第27回コミュニティユニオン全国交流集会が開催されました。

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 なかまユニオンと同じように、全国各地で活動している個人加盟の地域ユニオンが年に一回集まって交流するのが、この全国交流集会です。

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 壇上で炎の帽子をかぶっているのは、ストライキを決行して全国的に有名になった東京東部労組メトロコマース支部のみなさんです。

 職場に一ケタの組合員しかいないのにストライキができるのか?できるということを実際に示してくれたのがメトロコマース支部です。最近の日本は、企業の横暴に対して日本国憲法にも定められたストライキ権を行使することが難しくなっています。しかし、やり方次第では「できる」のです。

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 フィリピントヨタ労組と、その支援のみなさんです。安い人件費をねらってフィリピンに工場進出したトヨタ自動車が、横暴な運営で不当解雇を行ったことに対して、フィリピントヨタ労組は何年間も不当解雇撤回を求めて闘い続けています。今回、トヨタ自動車発足の地である刈谷での交流集会が開催されたのは、トヨタ自動車への社会的な圧力という意味もあります。

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 中谷雄二弁護士は、労働問題の裁判をしてきた経験を語ってくれました。「労働裁判には、ほかでは味わえない感動がある」とおっしゃいます。

 労働者が不当な扱いを受けて弁護士に相談してきたとき、「法律上はどうしようもないね」とか「判例では、裁判しても、うまくいっても〇〇万円だね」とか、法律と判例の枠の中でしか考えない弁護士が多いのだと中谷弁護士は憂います。それは結果的には被害者にあきらめろと我慢を強いるものでしかないのです。しかし、中谷弁護士は怒ります。「法律の問題じゃないだろ。人権の問題だろ。判例をどう突破するか考えるのが弁護士だろ。」

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 中京大学の大内裕和教授は、最近問題になっているブラックバイトの背景には、奨学金の問題があると告発しました。

 学生がブラックバイトに悩まされています。「バイトのシフトを断れないせいで試験を受けられない」「バイトのシフトを断れないせいで就職の面接にいけない」こんな学生が急増しているのです。

 「そんなバイトなら、辞めちゃったらいいんだ」と思うのは、学生が現在直面している実情を知らない世代の人なのだと、教授は言います。

 「辞めたくても辞められないんですよ。奨学金の返済をしなきゃいけないからです。」

 大学を卒業して就職したら1000万円の借金を背負うことになる、それが奨学金の実情です。順調に返済できればまだ幸せです。ちょっとでも返済が遅れたら、延滞金として10%という率で追加徴収されるのです。膨れ上がる利子は高利貸と同じで、「60歳になっても奨学金を返済しきれない。」「本人は死んでこの世にいないのに、奨学金返済の督促が届く」そんなことが発生しているのです。

 「奨学金を返済できない人は軍隊に入ってもらう」つまり「金を返せなかったら戦場に行ってこい」という制度がアメリカでは始まっているし、アメリカべったりで安保法を作ってしまった安倍政権が、これを日本でも開始するおそれがあると、大内教授は警告しました。

 安保法制と並行して、徴兵制が準備されているという噂は、本当のことだったんですね。参加者はみんな、これはどうにかしないといけないぞと顔を見合わせていました。

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 夕刻は、立食パーティ形式のレセプションです。参加者が舞台上にもあがりましたが、400人も参加しているので、全員がスピーチというわけにはいきません。

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 シャープのフィリピン人の労働組合のみなさんです。8月に不当解雇をされて、解雇撤回と企業の再生を求めて闘っています。フィリピン人は、逆境に強いですよね。つらい立場のはずなのに、仲間といっしょにいるのがうれしくてたまらない雰囲気で、明るく元気に歌い始めます。

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 地域ユニオンは個人加盟なので、芸人さんも加盟しています。名古屋で大道芸をしているという芸人さんも参加していました。びっくり。

 以上、全国交流集会の1日目でした。

 

 

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なかまユニオン2015春闘交流会

 2月22日、なかまユニオン2015春闘交流会が開催されました。

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 春闘集会には東京から前中小労組政策ネットワーク事務局長の平賀健一郎さんにゲストとして来ていただきました。

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 平賀健一郎さんがおっしゃるには、安倍総理が仕事をする部屋には株価のリアルタイムの掲示板があるのだそうです。證券会社のビルの玄関にあるようなやつですね。

 安倍総理やその部下たちは、株価の上がり下がりばかり気にしながら政治をしているのだそうです。当然、自分が持っている株の値の動きばかりに気を取られるわけですから、公正で長期的視野の政治ができるわけがないのです。最近の安倍政権が国民から浮き上がった動きをしている原因がわかった気がしました。

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 平賀さんは東京総行動を企画し実行してきた方です。労働者が解雇されたりひどい目にあって闘いに立ち上がった時に、お互いに協力し合って会社や背景資本への抗議行動を一斉に行うのが東京総行動のやり方です。労働組合の上部団体の系列や政党支持などにとらわれず、誰もがお互いに協力し合って争議の解決をめざし、たくさんの成果をあげてきました。

 背景資本というのは、企業のメインバンクのことです。メインバンクは企業運営に大きな影響力を持ち、場合によっては実質的な経営権まで掌握している場合があります。社長に要求しても解決できない場合に、背景資本と交渉することで打開の道が開くことがあるのだそうです。 

 平賀さんには、小松病院分会の取り組みについても具体的なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。教えていただいたことを肝に銘じて、より良い職場をめざしていきたいと思います。

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