セクシャルハラスメントをなくそう

大阪でレインボーフェスタ!2022 性別は2つだけじゃない!

 10月8日、大阪の扇町公園で開催されたレインボーフェスタ!2022に参加しました。8日と9日の二日間で2万人が参加したそうです。

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 自分がどのような性を生きるのか、性を介して他人とどのような関係を築いていくのか、私たちの性のあり方は思いがけないほど多様性に満ちています。

 それは、「異性愛」や「LGBT」という言葉では表すことができないほどです。

 レインボーフェスタ!は、私たちひとりひとりが持つ「性の多様性」を祝福し、分かち合う場です。多様であることを喜ぶ場です。

 つまり、この日はハレの日です。色とりどりの個性がつどい、互いが尊重しあうきっかけを作る場です。日ごろは世間の目を気にして自分らしくふるまうことができない人も、この場では自分を出していいのです。

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 ステージでは、ドラァグクイーンの皆さんの、パワフルな演技が繰り広げられています。いかにも大阪な笑いののりのグループもあれば、プロの歌唱力を発揮するグループもあります。ドラァグクイーンと言っても個性豊かで様々です。

 会場には、日本人だけではなく様々な民族の人が集まっていて、外国語の会話も聞こえてきます。在日外国人のほうが、このような場に参加する抵抗感が少ないのかもしれません。

 日本では、やっとLGBTという言葉が定着してきました。「女性」と「男性」に加えて「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシャル」「トランスジェンダー」も市民権を得てきました。しかし、まだ男女の二つの性別があるというのが基本的な発想になっています。

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 しかし、性別はもっと多様です。会場では、ノンバイナリー(性別二元論に抵抗する皆さん)についてのお話を聞くことができました。男とか、女とか、そんなのどうでもいいよという人が、世の中にはたくさんいるのです。

 タイ国では、18種類の性別があるのです。フェイスブックの英語版の性別登録には、50種類の性別があると言います。なんだか、私的にはまだまだよくわからないのですが、よくわからないから人の話をよく聞こうという態度で、考えていきたいと思いました。

 

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レインボーフェスタ2019

 10月13日、大阪でレインボーフェスタ2019が開催されました。

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 本来は12日・13日の二日間の開催でしたが、台風19号のおかげで13日だけとなりました。

 レインボーフェスタは、私たち一人一人が持つ「性の多様性」を祝福し、互いに認め合う場です。LGBTQや、それには括られない様々な皆さん、そしてアライ(支援者)が集まり、自分らしさを楽しみました。

 1万人が集まりました。ドラァグクィーンのお店の焼きそばは、なかなか美味しかったです。

 性のありかたは、女性か男性かという二つに単純化されるようなものではありません。100人いれば、100種類の性の在り方があると言ってもいいのです。

 一人一人が個人として尊重されるのが、民主主義の基本的な考え方であり、喜びです。性の多様性はとっても奥の深い話なので、少しずつでも理解を深めていきたいものですね。

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最終号のDAYS JAPAN 広河隆一の性暴力事件の検証は始まったばかり

 2004年以来続いてきた月刊誌「DAYS JAPAN」の最終号が発売されました。広河隆一の性暴力事件について、検証が始まったことがわかります。

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 最近の日本では、性暴力事件の加害者が無罪になることが目立ちすぎます。被害者が勇気を出して訴え出たにも関わらず、裁判所は加害者に味方する不公平な判断をすることが多いのです。とんでもない話です。

 超有名な写真ジャーナリストであった広河隆一が月刊誌「DAYS JAPAN」の編集の仕事に関連して、若い女性に性暴力を行っていた。まったく許せないことです。自分の子や孫のような年代の、ジャーナリスト志望の女性に性暴力をふるいながら、「何の問題も無くつきあっている」という認識しか無かったというのです。自由な意志が保障された環境での同意、それも無いのにセクシャルな行為を強要するのは、性暴力です。心が傷ついているの、わかりませんか?

 広河隆一が撮ってきた写真は、危険な戦場や被災地や人権侵害の現場の人々の姿を伝えてきました。しかし、身近にいる平凡な仕事の後輩の心の痛みに気づかなかったわけですから、その撮ってきた写真には決定的な弱点があったと言わざるを得ません。

 今回の事件は被害者も多く、たいへん深刻な事態です。週刊誌の報道により事件が明るみに出て、「DAYS JAPAN」自身が事件の存在を認めて検証を始めたおかげで、事件が闇に葬られる可能性は少なくなりました。

 最終号の中では、加害者・広河隆一のインタビューが掲載されており、加害者がやっと自らが加害者であったことに気づくところまでは来たことがわかります。

 また、問題を広河隆一個人の問題ではなく、人権団体や左派政治団体の中に広汎に存在する問題としてとらえていることは、当然のことですが、評価してよいと思います。人権団体の中の性暴力事件は隠蔽されることが多いからです。私たちの活動するユニオンの中にもかつてセクシャルハラスメント事件がありました。また、ある左派政治団体の中で発生したセクシャルハラスメントに関する裁判にかかわったこともあります。問題は、あちこちで、しょっちゅう発生しているのです。

 しかしながら、最終号の検証報告は全くもって不十分と言わざるを得ません。どのような被害があったのか、事実関係の確認自体がまだはっきりとはできていないようです。全貌とまではいかなくても、事件のあらましをつかまずには、反省するどころではありません。

 「DAYS JAPAN」の編集部や会社の中で、広河隆一の加害に気づいていた人が多くいたはずなのに、なぜ誰もそれを止めることができずに被害が拡大したのか。そこには組織の体質の問題があったはずです。事件が明るみに出てから、最終号が出るまでの間の経緯にも不可解な点があります。

 この事件を正しく解明しようと、多くの方が今も努力を続けています。事件の検証がきちんとなされることを望みます。「DAYS JAPAN」の発行は終了してしまいましたが、引き続き事態の経過に注目したいと思います。そして、セクシャルハラスメントが蔓延する日本の職場や社会を変えていきましょう。TIME’S UP!

 

 

 

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広河隆一による性暴力事件の真相解明を望む

 DAYS・JAPANの発行人であった広河隆一氏が行っていた性暴力事件が問題になっています。

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 パレスチナをはじめとする世界の戦争の被害の現実を伝えた戦場カメラマンとして、また写真ジャーナリズム雑誌DAYS・JAPANを立ち上げ発行してきたジャーナリストとして、広河隆一氏は有名でした。

 戦争、難民、原発災害など、世界でおきている様々な事件で、テレビ取材陣が行けないような場所で、その被害者の姿をとらえ、人権侵害をなんとかしようと訴えてきたその写真の力。権力によって隠された問題を可視化し、国際的な支援の手が差し伸べられるようにと、大きな力になってきました。

 その広河氏が、複数の女性に性暴力を行っていたことが週刊文春の記事で明るみに出たのです。DAYS JAPAN2月号には広河氏自身のコメントと、DAYS・JAPAN編集部による謝罪の記事が掲載されました。

 また、DAYS・JAPAN3月号は、全ページにおいて広河氏の性暴力事件の真相解明を行う編集方針であることが発表されています。

 被害者は複数名いらっしゃり、広河隆一氏が有名な写真ジャーナリストであったことや、DAYS・JAPANの発行人であるという権力的な立場を利用した、パワーハラスメントと一体となったセクシャルハラスメントであったことも分かってきています。

 DAYS・JAPAN2月号の発行の後になっても、新たな被害者が被害の実態を公表しています。被害の広がりはすさまじいものだったのだと考えられます。

 私たちは、人権団体の中でのセクシャルハラスメント、人権活動家によるセクシャルハラスメントを無くすことをこれまでずっと訴えてきました。

 私たちが活動するなかまユニオンの中でも、かつてセクシャルハラスメントがありました。男性主導の組織の中では、被害者が被害を訴えることそのものが難しかったのです。また、問題が発覚しても解決のために動くことがなかなかできなかったのです。

 また、他の人権団体のことですが、セクシャルハラスメントの被害者が問題解決のために相談に訪れたのに、その人権団体の人にまたしてもセクシャルハラスメントされてしまうという事件が、現実にあったのです。

 おそらく、日本にある人権団体、労働組合、NPO、その他あらゆる集団の中で、セクシャルハラスメントと無縁な集団などは無いのです。

 ですから、人権団体の中ではセクシャルハラスメントは起きないはずだと安心していてはいけないのです。逆に、人権団体の中でもセクシャルハラスメントは簡単に起きるし、そのことをいつも念頭に置いてセクシャルハラスメントが起きないように絶えず努力を続けることが大切なのです。

 トップダウンの「集中性」が強調される組織ほど、セクシャルハラスメントが発生しても、力を持った上層部の意向を忖度するばかりで、被害の事実を隠蔽しようとします。それが、被害者をさらに追い詰めて苦しめ、次の日には新たな被害を生み出すのです。

 広河氏は、カメラを持って世界の戦場や災害被災地や貧困な地域をまわり、被害者の心の底まで写し出すような写真をたくさん撮ってきました。ならば、広河氏は、私たちが生活する身近な社会の中で、性暴力に苦しむ人たちがいることを、なぜ写真に写し出さなかったのでしょうか。

 多くの企業の中で、街頭で、セクシャルハラスメントは毎日のように発生しています。被害者が泣き寝入りしているから発覚しないだけです。そのことに気づき、可視化するために、写真ジャーナリストができることがあるのではないでしょうか。

 広河氏は、自分を慕う支持者や、自分の作った企業の従業員にも、心のカメラを向けるべきでした。また、自分自身が周りからどのように見えているか、時には大きな鏡に向かってカメラのシャッターを切るべきだったのではないでしょうか。

 DAYS・JAPAN3月号に何が書かれるのか、注目したいと思います。

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オカシオ・コルテスさんがWomen’sMarch2019でスピーチ

 1月19日、女性の行進2019で、オカシオ・コルテスさんが熱烈なスピーチをしました。日本語訳してみたので、掲載します。めっちゃパワフル。元気。動画もご覧になってください。

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こんにちは! ありがとう、ニューヨークの街。

ありがとう、みんな。

みんな、大騒ぎをする準備はできてる?

みんな、私たちの権利のために闘う準備はできてる?

みんな、アメリカ合衆国では誰もが愛されてるって言う準備はできてる?私たちの国では、誰もが公正に扱われるはずだし、誰もが平等に保護と繁栄を受けとるのがふさわしいって。

 

ここにいるのは、とても名誉なこと。私たちが今日ここに集まったのは偶然だとは思えないの。今日は、「マーチン・ルーサー・キングの日」の前日の土曜日よ。

なぜなら、この瞬間、私たちが今まさにいる場所は、かつて終わってしまった市民の権利の運動の復活だと信じるから。

そして、わたしたちはたいまつを持って前へ進むためにここにいる。なぜなら、人種間での経済的な公正について話をしていた時も、人種間での社会的な公正について話をしていた時も、私たちはそのような問題を現実に次に進めようとし始めていたわけ。経済的な公正に、環境的な公正に、そしてすべての私たちの闘いを互いに交流し互いに接続することに。

公正って、本に書いてある概念ではないの。

公正って、私たちが飲む水のこと。

公正って、私たちが息をする空気のこと。

公正って、投票がどんなに簡単にできるかということ。

公正って、女性がいくらお給料をもらえるかっていうこと。

公正って、お母さんたちやお父さんたちやすべての親たちが、子どもができたなら、子どもたちとちょうどいい長さの時間をすごすことができるということ。

公正って、礼儀正しいことが、黙っていることと同じことではないと、みんなが了解すること。

実際、よくある話だけど、私たちができる最も正当な行為は、目の前のテーブルを揺り動かすことなのよ。

 

去年、私たちは投票してもらうパワーを得た。そして今年、政策に至るパワーを持っている。なぜなら、私たちは下院に入ることができたからよ。

そして、それは一つのステップにすぎないの。今年は、私たちは運動を作っている。

今年は、私たちは投票する権利について闘っている。今年は私たちはしつこいわよ。なぜなら2020年にはね。2018年には下院を取ったけど、2020年を通じてホワイトハウスと上院も取るから。

 

それが、私たちがしていること。なぜなら、私たちは前へ進まなきゃいけないし、闘わないといけない、すべての人が歓迎されて、誰も落ちこぼれないような、そんなアメリカをかちとるために。

そして、私は知っているわ。今年が終わるころには、歴史的な年だったって言われる。ちょうど今ここにいるみんなの中から、もっとたくさんの議員が生まれるの。

たくさん、市議会議員も生まれるわ。たくさん、私たちのこの事業を構築するために働く人も。たくさん。ここから、未来の大統領になる人も生まれるの。

覚えておいてね。闘うっていうことは、誰も落ちこぼれにならないっていうことなの。

 

そして、黒人の女性が直面する問題について話していると、それを止めたい人が出てくるんだけど、そんな時。

トランスジェンダーの女性や移民の女性が直面する問題について話すのを止めたい人が出てくる、そんな時。

私たちは、その人たちに尋ねることにしたの。その話が、なぜ、あなたをそんなに不愉快にするんですか?って。

なぜなら今、今は貧困について意見を述べる、まさにその時なの。フリントについて意見を述べる、まさにその時。まさに話し合うその時なのよ、ボルチモアについて、ブロンクスについて、山火事について、そしてプエルトリコについて。

なぜなら、これは誰かのアイデンティティに関することだけじゃない。これはみんなの公正に関することなの。そしてこれは、私たちが世界に参加させる、アメリカに関することなの。

みんな、本当に本当にありがとう。

みんなに会えて、とても誇りに思うわ。

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※スピーチに出てきた地名

フリント   ミシガン州 水道民営化による水道水汚染で大規模な被害

ボルチモア  メリーランド州の貧困地帯

ブロンクス  ニューヨーク市の貧困地区

プエルトリコ カリブ海にある島で、アメリカ領の自治連邦区。

女性の行進2019・オカシオ・コルテスさんの元気なスピーチの動画

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 オカシオ・コルテスさんは、アメリカの下院議員。貧困なプエルトリコ移民の家庭に生まれ、ウェイトレスで家計を支えてきましたが、「貧困をなくしたい」と立候補し、みごと当選したのです。

 女性の行進(Women’sMarch)は、毎年1月に行われる世界的な行動です。アメリカをはじめ、世界中で集会が行われます。

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 ピンクの手編み帽子「プッシーハット」をかぶった女性たちが集まり、セクシャルハラスメントNO!を訴えます。

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クーリエの翻訳を見て、翻訳に一部誤りがあることがわかりましたので訂正します。失礼しました。2019/1/30

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GOOGLEで世界規模のストライキ・セクシャルハラスメントなくせ!

 11月1日、GOOGLE社の労働者が世界中で一斉にセクシャルハラスメントに抗議するストライキを行いました。

 「もしあなたがセクハラかなって思ったら、それはセクハラ」

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 今回の抗議行動は「ウォークアウト」(WALK OUT)と呼ばれる形で、業務をある決まった時間に中断し、全員で社外に出て行って抗議するというものです。日本ではストライキと呼ばれますが、欧米ではストライキとは丸一日以上、通常は数日にわたる業務停止を意味するので、このような抗議行動は世界的には「ウォークアウト」でないと通じません。

 ニューヨーク、サンフランシスコ、チューリッヒ、ロンドン、ダブリン、シンガポール、ベルリン、東京など世界中の事業所で行われ、数千人が参加したものと思われます。

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 「労働者の権利は女性の権利だ」とかかげる今回のウォークアウト。GOOGLE社ではセクシャルハラスメントが頻発しているのです。

 たくさんのセクシャルハラスメント被害者が「Time’s up!(もう終わりにしよう)」と声をあげたにもかかわらず、企業体質が変わらないことに怒りが爆発し、今回のウォークアウトになったのです。

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 「90ミリオン・ドルも退職金もらえておめでとう」というプラカードもあります。

 これは、セクシャルハラスメントをしたと訴えられたGOOGLE幹部が退職するにあたって、90ミリオン(9000万)ドルもの退職金が支払われたことに抗議しているのです。

 90ミリオン・ドルって、1ドル=113円ですから、日本円なら100億円を超えます。ぶったまげー!!

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 「GOOGLEの男性は、GOOGLEの女性と共に立つ」


 セクシャルハラスメントは、女性だけの問題ではありません。一人一人の労働者が、普通に人間として尊重される職場でなければ、過労死とか労災とか、様々な問題が発生してみんなが不幸になるのです。

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 職場をよくするには、一人一人が行動に立ち上がることが大切です。それが民主主義ですよね。

#GoogleWALKout で、くわしいことは検索できますよ。

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レインボーフェスタ2018大阪 ~一期一会で今を生きる~

 本日、レインボーフェスタ2018が大阪の扇町公園で開催されました。

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 「一期一会~今に生きる、今を生きる。~」が、今年のテーマです。台風が去ってくれたので、開催することができました。良い天気で日差しが強くて、日焼けしてしまいました。

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 普段は、自分を隠し、自分を抑えて生きていることの多いLGBTの人たちが、自由に自分を表現して楽しもうというお祭りです。

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 人が性的マイノリティであるかどうかは、自然な成り行きで決まっていくことなので、その人なりの生き方をしていけばいいのです。差別することではありません。

 たとえば、日本人で身長が180cmを超える人は少数派かもしれないけど、だからと言って差別することにはなりません。

 

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 でも、最近の日本では「LGBTは生産性が低い」とか、政治の中枢にいる人が差別する発言を露骨にしています。力を持っている人が、いやらしい言葉で差別をまき散らすのです。だから、生きづらくなるのです。LGBTが生きづらい世の中は、マジョリティにとっても生きづらいんですよ。

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 みんな生き生きとしていて、楽しいお祭りでした。おしゃれですね~。服装の自由度がスゲー高いのにびっくりしましたが、それもまた良い感じ。

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2018女性の行進・「勇気を出して!私もだから」

 1月20日、2018女性の行進が、ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスなどアメリカ中で行われ、100万人が参加しました。「ME TOO」(私もだから)とセクシャルハラスメントを告発する女性たちが立ち上がったのです。

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「強いままでいて」(勇気を出して)

「私もだから」

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「時間切れだよ」(もう終わりだ)

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「一人では何も変わらない・いっしょなら世界が変わる・団結しよう」

「未来は女性」

「私は彼女といっしょにいる」

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「沈黙が裏切りである時が来た」

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「彼女の告白が歴史になる時」

「私は、もはや変えられないことを受け入れはしない・受け入れられないことを変えるんだ」

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「違法な人なんていない」

「移民は美しい」

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「女性の権利は人類の権利」

「私たち全員がフェミニストになろう」






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愛の革命へようこそ!トランプ大統領就任に抗議する女性大行進

 1月21日、トランプ大統領の就任に反対するワシントンの女性大行進には、何百万もの人たちが集まりました。

 考えてもみてください。あからさまな女性差別発言を繰り返す人物が大統領になって核ミサイルのボタンを持つって、怖い話ですよね。

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 ピンクのプッシーハットを毛糸で編んでかぶって集まろうという呼びかけに応えて、アメリカ中から手編みのプッシーハットが送られてきました。プッシーハットとは、猫耳の帽子のことです。

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「壁はトランプのまわりに作れ」。トランプ氏がメキシコとの国境に壁を作ると主張し、そのことで人種間の壁を拡大することに抗議の声がたかまります。

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 レディーガガは、「LOVE TRUMPS HATE」(愛は憎しみに勝つ)と書いたTシャツを着ています。

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 女性差別者で人種差別者、こんなとんでもない人物がなぜ大統領になってしまったのか、よく考えてみる必要があります。

 トランプ氏はトランプタワーを所有するほどの超大富豪ですが、庶民の味方として改革を断行すると約束して、票を集めました。オバマ大統領が金持ち連中に阻まれて改革断行をできなかったことへの不満が高まっていたのです。

 実際、トランプ氏は大統領になるやいなや、「TPP」を止める命令を出しました。TPPは日本の農家にとっても大ダメージなものなので、様々な人からトランプ氏の改革断行に期待する声が出てくるのは間違いないことなのです。

 しかし、だからと言って人種差別をあおって非白人を国外に追放しようと公言する人物なので、良いとは言ってられません。厳重に要注意なのです。

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 マドンナもワシントン大行進にサプライズで登場し、「愛の革命へようこそ!」と呼びかけました。愛の革命は始まったばかりです。

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 以下、マドンナのスピーチです。(テキストはハフィントンポストからいただきました)

ハロー、まだちゃんと意識はある? 自信はある? 私の声は聞こえてる? 世の中を変える準備は出来てる?

みなさんようこそ!愛の革命へ、反乱へ、そして新時代の独裁政治に対する「ノー」へ。いま危機的なのは、女性だけじゃなくて、社会の主流から取り残された人たちみんな。ユニークで多様性にあふれた人たちが犯罪者扱いされることだってある。こうやって、目覚めたらクソみたいな暗闇に連れ込まれてしまっている。

でもそれなのに、なんか快適だってみんな錯覚してるでしょ。正義が勝った、善が勝ったとみんなが思ってる。本当は、今回の選挙で勝ったのは善じゃないのに。だけど、最後にはきっと善が勝つと私は信じてる。つまり、今日という日があるのは、決してこれが終わりではないっていうこと。今日は記念すべき最初の1日、革命が始まった日。これは、自由であるための、自分らしくいるための、平等のための権利を勝ち取る闘い。この暗闇の中を、一緒に行進しよう。そして、その一歩ごとに、私たちは何も恐れていないこと、私たちが決して一人でないこと、私たちが絶対引き下がらないこと、私たちの結束が力になること、そして例えどんな相手だろうと真の連帯には勝ち目がないことを、噛み締めよう。

そしてこのデモが決して何の役にも立たないなんてバカにする人たちに。ファック・ユー。ファック・ユー。これは、変化の始まり。変化は人々に犠牲を要求するかもしれないし、変化は多くの人々に、人生でいろんな選択を要求するかもしれない。でも、それこそが革命でしょ。だから今日、みんなに答えてほしい。アー・ユー・レディ? 準備はできてる? そう、イエス、と言って。ウイ・アー・レディ、って。準備はできてるって。さあもう一回。ユー・アー・レディ。」

そう、私は怒っている。そう、めちゃくちゃ怒ってる。そう、ホワイトハウスを吹き飛ばしたいって、心の底から思ってる。でも、そんなことをしても何も変わらないってことも分かってる。絶望なんてしてられないでしょ。第二次世界大戦目前に、詩人のW・H・オーデンはこんな詩を残した。「私たちは、互いに愛しあうか、さもなくば死ぬかしかない」、って。

アイ・チューズ・ラブ、選ぶのは愛。みなさんはどっち? ほら、一緒に言って! ウイ・チューズ・ラブ。選ぶのは愛。ウイ・チューズ・ラブ。

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記事を削除しました

 このたび、「セクシャルハラスメントをなくそう」に分類されていた二つの記事を削除しました。

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 削除したのは2012年10月3日の記事と2012年12月14日の記事です。

 これらの記事は、あるセクシャルハラスメント事件の裁判に関する記事でした。

 このたび、「裁判の判決が確定したので記事を削除して欲しい」という、事件の当事者からの要請があったため、記事を削除しました。

 記事を削除したからといって、セクシャルハラスメントをなくしたいという私達の願いが消えたわけでは全くありません。特に、人権団体内部でのセクシャルハラスメントは、二重三重に被害者を苦しめるものであって、決して容認してはならないのだと考えています。

 私達は、これからもセクシャルハラスメントの撲滅のために情報発信をしていきます。

 

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