1月19日、女性の行進2019で、オカシオ・コルテスさんが熱烈なスピーチをしました。日本語訳してみたので、掲載します。めっちゃパワフル。元気。動画もご覧になってください。

こんにちは! ありがとう、ニューヨークの街。
ありがとう、みんな。
みんな、大騒ぎをする準備はできてる?
みんな、私たちの権利のために闘う準備はできてる?
みんな、アメリカ合衆国では誰もが愛されてるって言う準備はできてる?私たちの国では、誰もが公正に扱われるはずだし、誰もが平等に保護と繁栄を受けとるのがふさわしいって。
ここにいるのは、とても名誉なこと。私たちが今日ここに集まったのは偶然だとは思えないの。今日は、「マーチン・ルーサー・キングの日」の前日の土曜日よ。
なぜなら、この瞬間、私たちが今まさにいる場所は、かつて終わってしまった市民の権利の運動の復活だと信じるから。
そして、わたしたちはたいまつを持って前へ進むためにここにいる。なぜなら、人種間での経済的な公正について話をしていた時も、人種間での社会的な公正について話をしていた時も、私たちはそのような問題を現実に次に進めようとし始めていたわけ。経済的な公正に、環境的な公正に、そしてすべての私たちの闘いを互いに交流し互いに接続することに。
公正って、本に書いてある概念ではないの。
公正って、私たちが飲む水のこと。
公正って、私たちが息をする空気のこと。
公正って、投票がどんなに簡単にできるかということ。
公正って、女性がいくらお給料をもらえるかっていうこと。
公正って、お母さんたちやお父さんたちやすべての親たちが、子どもができたなら、子どもたちとちょうどいい長さの時間をすごすことができるということ。
公正って、礼儀正しいことが、黙っていることと同じことではないと、みんなが了解すること。
実際、よくある話だけど、私たちができる最も正当な行為は、目の前のテーブルを揺り動かすことなのよ。
去年、私たちは投票してもらうパワーを得た。そして今年、政策に至るパワーを持っている。なぜなら、私たちは下院に入ることができたからよ。
そして、それは一つのステップにすぎないの。今年は、私たちは運動を作っている。
今年は、私たちは投票する権利について闘っている。今年は私たちはしつこいわよ。なぜなら2020年にはね。2018年には下院を取ったけど、2020年を通じてホワイトハウスと上院も取るから。
それが、私たちがしていること。なぜなら、私たちは前へ進まなきゃいけないし、闘わないといけない、すべての人が歓迎されて、誰も落ちこぼれないような、そんなアメリカをかちとるために。
そして、私は知っているわ。今年が終わるころには、歴史的な年だったって言われる。ちょうど今ここにいるみんなの中から、もっとたくさんの議員が生まれるの。
たくさん、市議会議員も生まれるわ。たくさん、私たちのこの事業を構築するために働く人も。たくさん。ここから、未来の大統領になる人も生まれるの。
覚えておいてね。闘うっていうことは、誰も落ちこぼれにならないっていうことなの。
そして、黒人の女性が直面する問題について話していると、それを止めたい人が出てくるんだけど、そんな時。
トランスジェンダーの女性や移民の女性が直面する問題について話すのを止めたい人が出てくる、そんな時。
私たちは、その人たちに尋ねることにしたの。その話が、なぜ、あなたをそんなに不愉快にするんですか?って。
なぜなら今、今は貧困について意見を述べる、まさにその時なの。フリントについて意見を述べる、まさにその時。まさに話し合うその時なのよ、ボルチモアについて、ブロンクスについて、山火事について、そしてプエルトリコについて。
なぜなら、これは誰かのアイデンティティに関することだけじゃない。これはみんなの公正に関することなの。そしてこれは、私たちが世界に参加させる、アメリカに関することなの。
みんな、本当に本当にありがとう。
みんなに会えて、とても誇りに思うわ。
Ocasio-Cortez in Women’sMarch2019NYC
※スピーチに出てきた地名
フリント ミシガン州 水道民営化による水道水汚染で大規模な被害
ボルチモア メリーランド州の貧困地帯
ブロンクス ニューヨーク市の貧困地区
プエルトリコ カリブ海にある島で、アメリカ領の自治連邦区。
女性の行進2019・オカシオ・コルテスさんの元気なスピーチの動画


オカシオ・コルテスさんは、アメリカの下院議員。貧困なプエルトリコ移民の家庭に生まれ、ウェイトレスで家計を支えてきましたが、「貧困をなくしたい」と立候補し、みごと当選したのです。
女性の行進(Women’sMarch)は、毎年1月に行われる世界的な行動です。アメリカをはじめ、世界中で集会が行われます。

ピンクの手編み帽子「プッシーハット」をかぶった女性たちが集まり、セクシャルハラスメントNO!を訴えます。


クーリエの翻訳を見て、翻訳に一部誤りがあることがわかりましたので訂正します。失礼しました。2019/1/30