新しい賃金制度へ

[分会ニュース]2017年・春の要求 賃上げを!賃金革命を!

 小松病院の玄関前の早咲きの桜がいち早く咲きました。春です。なかまユニオン小松病院分会の2017年春の6項目の要求についての分会ニュース最新号を公開します。

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2017年・春の要求

賃上げを!賃金革命を!

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 なかまユニオン小松病院分会は3月13日に、6項目の要求書を協仁会理事長に提出しました。

 昨年4月の定期昇給が見送られて1年、様々な経営改善の努力が行われ、労働者も身を粉にして働いてきました。2年連続の定期昇給無しは、ガマンできません。優秀な人材の流出も招きかねません。2017年の定期昇給は無条件に実施されるべきです。

 また、パート労働者の最低時給は今は900円ですが、世間相場の推移を考えて1000円に引き上げるべきです。そのために、パート労働者全員の時給を11%上げることを、私たちは要求します。

 そして、賃金革命に取り組むべき時がやってきています。賃金革命とは、抜本的な賃金体系の変革です。常勤とパートとの差別待遇を廃絶し、職務価値に基づく公正な賃金体系を実現するべきです。

 賃金革命で公正な職場を作るため、なかまユニオンは提案し、交渉し、行動します。

2017年春・なかまユニオン6項目の要求

 

2017年は定期昇給とパートの大幅賃上げを実施せよ!

 

 

常勤職員の給与について、2017年4月の定期昇給を無条件で実施すること

 

 

パート職員の給与について、2017年4月より一律11%の賃上げを行い、最低時給を1000円とすること。

 

 

 

2018年までに賃金革命で公正な賃金を実施せよ!

 

2018年4月をめどに、新しい賃金制度に移行すること。新しい賃金制度は、同一価値労働同一賃金(EPEV)の原則に基づき、常勤とパートとの差別を全面的に撤廃するものであること。

 

 ・フルタイムかパートタイムかにかかわらず、雇用期間の定めが有るか無いかにかかわらず、同一価値の労働を提供する労働者に対しては時間当たり同一の賃金を支払うこと。

 

 ・同一価値労働の評価は、ILO100号条約に基づく職務評価で行うこと。職務評価は「技能」「責任」「負担」「労働環境」の4つの側面を評価するもので、評価基準は公開されたものでなければならない。

 

 ・最低時給を1500円にすること。

 

 

 

新しい賃金制度への移行と就業規定の変更について労使で協議する場を設けること。また、そのために現行の賃金制度について以下の内容を含む十分な情報を提供すること。

 

ⅰ 常勤職員の俸給表

 

ⅱ パート職員の時給の実績(パートの最低時給・最高時給・平均時給は何円か)

 

ⅲ 各種手当の一覧表

 

ⅳ 退職金規定

 

 

 

不安で不公平な運営はゴメンだ!健康で公正な職場をつくれ!

 

長時間勤務をなくし、労働者の健康と患者・利用者の人権を守るために、必要な人員体制を確保すること。

 

 

管理職の私情を持ち込んだ不公平な職場運営をなくし、公正な根拠にもとづく運営を確立すること。

 

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大都市部でのパートの最低時給が1000円を超えた

 大都市部でのパート・アルバイトの最低時給の実績がじわじわと上がり、1000円を超えました。

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 これは求人事業を行っているリクルート社の調べによるもので、同社に寄せられている求人広告でのパート・アルバイトの時給の統計をとったものです。

 求人広告でのパート・アルバイトの時給は、その企業でのパート・アルバイトの最低時給を表していると考えていいのです。

 その求人広告での時給が、東京・大阪・名古屋の大都市圏での平均で、11月に1002円に上昇し、はじめて1000円をこえました。

 12月は1006円とさらに上がったのです。

 1月はやや下がり、993円となっています。若干の上がり下がりはありますが、大都市部での最低時給の実績は、ほぼ1000円となっていると考えていいと思います。

 私たちの働く病院の最低時給はいまだに900円です。病院で働くって、そうとうに難しくて精神的負担が大きいことをやっているんですよ。900円は安すぎます。私たちは、最低時給を1000円に今すぐにアップしてほしいと思っています。

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2017年は、賃金革命で公正な職場を!

 2017年が始まりました。今年も、よろしくお願いいたします。

 

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 毎日働いていて、理不尽を感じることの多いこのごろです。あからさまなえこひいき。管理職のパワハラ。仕事はどんどん押し付けてくるくせに、残業をしたら「段取りが悪い」と嫌味。

 2016年は定期昇給がありませんでした。2015年春以降に入職した人は、一回も昇給を経験していないことになります。医療福祉業界の業務内容はどんどん難しくなっていくし、問われるスキルのレベルも上がっていきます。精神的ストレスも半端ではありません。勉強し研鑽しても賃金に反映されない状況では、将来に希望が持てません。

 協仁会の経営は、日本政策投資銀行に融資を受けるという異例の事態になっています。長年続いてきた慢性的な赤字体質から脱却していかなければ、将来の設計図を描くことも難しくなります。思い切った改革が必要であることは間違いありません。

協仁会は2017年には理事長も交替し、新しい体制で運営していくことになります。2017年は改革の年にしなければなりません。

◆◇◆◇

 改革には様々な側面がありますが、私たちは「賃金革命」を提案します。賃金革命とは、賃金制度の抜本的な再編成のことです。

 常勤職員は年功序列賃金の月給制、パート職員は定額の時給制。現在の協仁会の賃金制度は、この二本立てになっています。

 入職した若いときは賃金が安いけど、毎年自動的に賃金が上がっていって、定年間際には初任給の3倍くらいにまで達する。それが年功序列賃金です。これは、日本が高度経済成長だった時代に出来上がった日本独特の制度です。こんな賃金制度の国は、世界には他にありません。

 しかし、経済成長がいつまでも続くことはありえません。ゼロ成長の現在、年功序列賃金制度は破たんしているのです。

 

一方で、非正規(パート・派遣)の低賃金は、大きな社会問題になっています。同じ仕事をしていても正社員の半分程度の賃金しかもらえないのです。パートが主婦の小遣い稼ぎだった時代は終わりました。難しい業務を担当しているパート職員には、それ相応の賃金が支払われるべきなのです。

 

 12月20日の働き方改革実現会議では、非正規の低賃金を是正する「同一労働同一賃金」の指針が示されました。日本全体で、格差是正の気運が高まっているのです。

 

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 しかし、働き方改革実現会議の「同一労働同一賃金の指針」は内容的には極めて不十分です。

 「同一労働同一賃金」と言っても、「何をもって同一労働とするのか」の考え方がいろいろありえるわけです。働き方改革実現会議の指針の内容は、これまでの年功序列賃金制度の古い慣習にとらわれていて、抜本的な改革にはなっていないと考えます。

 私たちが望む賃金革命のアウトラインは、ILO100号条約で国際的なスタンダードになっている「同一価値労働同一賃金」です。これは、労働価値のアウトプットを職務評価し、その評価が同一なら同一賃金を支払うという画期的な制度です。労働価値の職務評価の項目は、「技能」「責任」「負担」「職場環境」の4分野としなければなりません。

◆◇◆◇

同一価値労働同一賃金の制度では、職務評価の公正さが重要なポイントになります。誰もが納得できるような職務評価が実施されなければなりません。EUでは国が職務評価のガイドラインを詳細に定めているので、それに基づいてあらゆる企業で職務評価が行われています。日本にはまだそれが無いので、自分たちで作っていくしかありません。

同一価値労働同一賃金の賃金革命を進めることは、職場の中に公正さを打ち立てることになります。それは、誰もが生活していける賃金を確保すると同時に、「えこひいき」や「パワハラ」や「身分差別」が無い、希望の持てる職場を作ることになるのです。

2017年は、賃金革命を起動したいと思います。皆さんの参加をお待ちしています。

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年功序列はゴミ箱へ!若者や非正規が希望の持てる賃金制度に!

 「働きかた改革実現会議」というものが9月に発足しました。しかし、なかなか根本的な改革にまでは話がいたっていないのが現実です。

 世界中で日本にしか無い「年功序列賃金制度」。私たちは、これを廃止する時が来たと考えます。みんなで叫ぶ時です。「年功序列はゴミ箱へ!」

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 若いときは賃金が安いが、自動的に毎年昇給があって、どんどん賃金が高くなっていくのが、「年功序列賃金」です。ところが、上のグラフを見てもらったらわかりますが、実際にもらっている金額を見てみると、大きな男女格差があることがわかります。女性は賃金が上がっていかず、どんどん賃金格差が広がっていくのです。「年功序列賃金」は女性差別制度なのです。

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 また、誰もが御存知のようにパート・非正規労働者には昇給が無く、正社員とはまったく違う待遇を受けています。これは「年功序列賃金」である日本が特にひどいのです。正社員の賃金を100としたら、非正規労働者の賃金はフランスでは89はあるのに、日本では56しかありません。「年功序列賃金」は非正規差別制度なのです。

 また、壮年労働者の賃金を高くするために、青年労働者の賃金はすごく安く抑えられています。「若いやつらはガマンしろ。文句を言わずに働け」という考え方がそこにはあります。電通で新入職員が過労自殺に追い込まれて問題になっていますが、その背景には「若いやつはガマンしろ」という風潮と賃金構造があるのではないでしょうか。「年功序列賃金制度」は若者差別制度なのです。

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 私たちは、すべての労働者が均等待遇を受けるように、改革を進めるべきだと考えます。女性差別、非正規差別、若者差別の「年功序列賃金」は、ただちに廃止するべきです。

 若者や非正規労働者が希望の持てるような賃金制度。それを今すぐに作るべきです。

 「年功序列賃金」を叩き壊し、同一価値労働同一賃金を実現すべきです。ところが、日本の財界は同一価値労働同一賃金の導入に反対しています。労働組合の中にも、財界に遠慮して賃金制度改革について何も言わない腑抜けた連中がいくらでもいます。

 安倍sorryが「働きかた改革」とか言っていますが、財界と癒着した政府官僚に任せておくことはできません。私たちは、同一価値労働同一賃金の構築に向けて、一歩一歩進んでいきます。

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賃金制度検討会・年功序列もパート差別ももう無理!

 私たちは寝屋川市内で賃金制度検討会を開催しました。

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 小松病院では、今年の4月の定期昇給はありませんでした。アベノミクスの医療削減計画の中で日本中の病院の半分が赤字になりましたが、小松病院も赤字をかかえていて昇給どころではない状態なのです。

 しかし、当然あるものと期待していた定期昇給が無かったことで、大きな失望を訴える人もいます。このままではいけません。

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 安倍政権は、9月にも「働き方改革実現会議」を発足させます。これまでのような日本的な雇用制度・賃金制度が大きく変えられようとしています。

 私たちは、政府の考えている賃金改革の方向性を見定め、小松病院での賃金改革について考えるべき時がやってきたと考えました。ですから、賃金制度検討会を開催したのです。

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 正社員は終身雇用の年功序列、パートは低額時給の一年契約。そんなパターンが日本では多いのです。しかし、年功序列賃金制度はすでに破綻しています。経済成長が無限に続くことを仮定して1960年代に設計されたのが年功序列賃金制度でした。しかし、経済成長が無限に続くはずがありません。ゼロ成長の時代に、賃金だけが右肩上がりにいつまでも上がっていくはずはないのです。

 また、パート労働者の中でも正社員並みに働く人が増えています。同じ仕事をしているのに賃金は正社員の半分程度しか無いというのは、身分差別としか言いようのない状態です。パート労働者に対して家畜のような扱いをする管理職がいくらでもいるのですが、それはそもそも賃金が差別されているからではないでしょうか。

 私たちは、パート差別の無い新しい賃金制度の実施を求めます。

 新しい賃金制度を作るうえできわめて重要になるのが、ILO100号条約で国際的なスタンダードになってきたEPEV(Equal Pay for work of Equal Value)「同一価値労働同一賃金制度」です。誰もが納得できる公平さを持つ賃金基準が、EPEVの賃金算定方法です。

 私たちは、EPEV「同一価値労働同一賃金」に基づく賃金改革を求めます。「同一労働同一賃金」の様々な案が各政党から提案されていますが、その中で労働者にとって公平感を実現できる実績のある方法がEPEV「同一価値労働同一賃金」だと考えるからです。

 私たちは、今回の賃金制度検討会をきっかけにして、新たな賃金制度改革について最新の情報を集め、考え、情報発信していきたいと思っています。

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