大阪北部地震

大阪北部地震・大きな余震に警戒を

 昨日発生したM6.1の大阪北部地震。余震が続いています。夜中にも大きな揺れがあり、目が覚めました。

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 今回の大阪北部地震の余震は、ほとんどがM3より小さいものです。本震とほぼ同じ規模の余震が続いた熊本地震とは余震のパターンが異なっています。

 それでも、一週間以内にM5クラスの余震が起きることは十分にありうるので、警戒が必要です。

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 大阪北部地震は、有馬-高槻断層帯のかなり南側で起きました。活断層が地表に出ている場所ではないので、ちょっと意外でしたが、堆積した土砂の地下深くに断層が隠れているということです。

 大阪には、多くの活断層が縦横に走っています。私たちの働く小松病院の下にも活断層が通っていることがわかっています。関西圏には、東西に岩盤を圧縮する力が働いているので、それが地震のもとになる岩盤のひずみを引き起こします。まだ発見されていない活断層も地下深くにたくさん眠っているのだと考えていいのです。大阪北部地震の影響で眠っていた断層が動くこともありうるので、警戒が必要です。

 今日は西の方から強い雨雲が接近していて、大阪ではすでに雨が降り始めました。大雨が降れば地震後の土砂災害の危険性が増すので、警戒が必要です。

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本日午前7時58分に大阪の北部で地震

 本日、午前7時58分、大阪北部の高槻市あたりを震源とする地震がありました。高槻では震度6弱でした。

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 私たちの働く小松病院がある寝屋川市内の風景です。燈籠が倒れています。寝屋川では震度5強でした。

 私自身は、出勤途中で強い突き上げてくるようなズン・ズン・ズンという縦揺れを感じ、続いて横揺れを感じました。建物の中にいるのがいいのか、建物の外に出るのがいいのか、とっさのことで迷いました。

 小松病院の建物の被害は軽いものでした。しかし、本棚の上に置いてある重いファイルなどが落下したりしたのです。みんなが出勤するより少し前だったため、けがをする人がいなくて済みました。業務中で下に人がいたらと思うと、ぞっとします。

 病院のエレベーターが止まってしまいました。強い揺れがあると自動的に止まるようになっているのです。専門家が異常なしと判定するまでは再起動できないようになっているので、エレベーターの復旧は正午ごろになりました。

 入院患者のお昼ご飯を病棟に届けるのにエレベーターが使えないので、みんなで手分けして階段で運びました。地下から7階まで階段を上ってご飯を運ぶのは、なかなか重労働でした。

 電車が広範囲で止まってしまいました。通勤途中の人が電車に閉じ込められる事態になりました。

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 職場の同僚が送ってきた画像です。JR環状線で電車が止まってしまい、近くの駅まで線路上を歩いて避難したのです。出勤することもできず、家に帰ることもできず、えらいめにあったといいます。

 JR線は、午後8時半過ぎにやっと動き始めました。

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 高槻では、倒壊したブロック塀の下敷きになって小学生が亡くなりました。いたましいことです。その近辺は、小松病院の職員も暮らしているあたりです。

 大阪では、阪神大震災以降は大きい地震がありませんでしたが、あらためて怖さを感じました。まだまだ余震が続くので、気を付けたいと思います。

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