大阪北部地震・大きな余震に警戒を
昨日発生したM6.1の大阪北部地震。余震が続いています。夜中にも大きな揺れがあり、目が覚めました。
今回の大阪北部地震の余震は、ほとんどがM3より小さいものです。本震とほぼ同じ規模の余震が続いた熊本地震とは余震のパターンが異なっています。
それでも、一週間以内にM5クラスの余震が起きることは十分にありうるので、警戒が必要です。
大阪北部地震は、有馬-高槻断層帯のかなり南側で起きました。活断層が地表に出ている場所ではないので、ちょっと意外でしたが、堆積した土砂の地下深くに断層が隠れているということです。
大阪には、多くの活断層が縦横に走っています。私たちの働く小松病院の下にも活断層が通っていることがわかっています。関西圏には、東西に岩盤を圧縮する力が働いているので、それが地震のもとになる岩盤のひずみを引き起こします。まだ発見されていない活断層も地下深くにたくさん眠っているのだと考えていいのです。大阪北部地震の影響で眠っていた断層が動くこともありうるので、警戒が必要です。
今日は西の方から強い雨雲が接近していて、大阪ではすでに雨が降り始めました。大雨が降れば地震後の土砂災害の危険性が増すので、警戒が必要です。
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